あまり注目を集めることが無いわりに、メジャーなビタミンEですが、いったいになにに効くのか、少し臨床データを調べてみたところ、有効であろうと思われるデータがものすごい数が出てきましたのでまとめておきました。。
特に、心臓の疾患や血液に関する有益な結果が多く見当たりました。
さすがは、メジャーなビタミンです。
■ビタミンEの有効性
引用元は、「健康食品」の安全性・有効性情報から、
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail43.html
【循環器・呼吸器に関する有効性】
・食事からの摂取で心臓病の一次予防に対して、有効性が示唆されている。
・心血管疾患の既往歴がある、もしくは心臓病リスクを3つ以上持つ40歳以上の女性8,171名を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、ビタミンCを1日500mg、
ビタミンEおよびβカロテンは1日おきにそれぞれ600IU、50mg平均9.4年間摂取させたところ、ビタミンEの摂取群のうち心血管疾患の既往歴がある者のみ、その後の心筋梗塞、脳卒中、冠動脈血管再生術、心血管系死亡の発生率が低減したが、その他の群においては相対リスクは変化しなかったという報告がある。
・LDLコレステロールの酸化を抑制する (17mgの添加で効果が認められる) 。
・心血管疾患の予防効果が疫学調査などで多数報告されている。
・ビタミンE133-267mgでは血小板の血液への粘着が抑制され、67mgの摂取で虚血性心疾患の危険率を有意に減少させるなどの記載がある。
【糖尿病・内分泌に関する有効性】
・発病後10年以内のインスリン依存型糖尿病患者において、腎臓の血流を正常化するのに対して、有効性が示唆されている。
【生殖・泌尿器に関する有効性】
・精子の機能と受精率の向上に、経口摂取で有効性が示唆されている。
・月経前症候群(PMS)に対して、有効性が示唆されている。
【脳・神経・感覚器に関する有効性】
・通常の方法では治療できない巣状糸球体硬化症の小児に対し、蛋白尿の減少などに経口摂取で、有効性が示唆されているというオープンラベル臨床研究の結果がある。
・透析患者の貧血の改善に対し、エリスロポエチンとの併用で有効性が示唆されている。
小児での小規模臨床研究では薬剤単独に比べて改善が早く、成人での研究ではビタミンE併用により薬剤の投与量を減らすことができた。
・アルツハイマーの認識機能の衰えを抑制するのに、経口摂取で有効性が示唆されている。
医薬品(セレジリン)と同程度効果があったが、併用しても効果は上がらなかった。
・血管性および混合型等の痴呆の発症を防ぐのにビタミンCとの併用で、有効性が示唆されている。
ビタミンEとCをサプリメントで摂取した3385人の71〜93歳の高齢男性で、血管性及び混合型等の痴呆の発症リスクを減少させたという長期のコホート調査の結果がある。
・他の抗酸化ビタミン、亜鉛との併用摂取で、加齢黄斑変性症(ARMD)の進行を遅らせるのに対して、有効性が示唆されている。
βカロテン15mgとビタミンC500mg、ビタミンE400IUおよび亜鉛80mgを毎日摂取すると、中等度および進行した加齢黄斑変性症患者において視力を失うリスクを27%、病状をさらに進行させるリスクを28%減少させた。
・初期のハンチントン舞踏病に対して天然ビタミンE摂取は、有効性が示唆されている。
・近視のレーザー治療における角膜切除後の治癒を早めるのに対して、有効性が示唆されている。
・健康な45歳以上の女性35551名を対象としたコホート研究において、ビタミンE、ルテイン、ゼアキサンチンの摂取量が多いと平均10年後の白内障発症リスクが低かったという報告がある。
【がんの発生率や死亡率の抑制に関する有効性】
・前立腺がんの予防に経口摂取で有効性が示唆されている。
大規模研究および疫学による知見がある。
・β-カロテンおよびセレンとの併用摂取で胃食道がんの予防に対して、有効性が示唆されている。
中国での約5年にわたる大規模研究の結果が報告されている。
但し研究対象の集団は元々ビタミン、ミネラル不足で、胃がんハイリスクであったため、十分に栄養が摂れているヒトでのこれらの栄養の補助が有効であるかどうかは不明である。
・胃がんの進行の遅延に対して、有効性が示唆されている。
・ビタミンC、Aとの併用あるいはマルチビタミン摂取で大腸腺腫の再発防止に対して、有効性が示唆されている。但しビタミンE単独では効果がなかった。
【骨・筋肉に関する有効性】
・変形性関節症の進行防止に対して、有効性が示唆されている(66):変形性関節症の発生は抑えないが、進行は遅らせる可能性がある。
【発育・成長に関する有効性】
・早産新生児の水晶体後線維増殖症、頭蓋内出血、脳室内出血に対して、有効性が示唆されている。
【その他の有効性】
・透析患者の貧血の改善に対し、エリスロポエチンとの併用で有効性が示唆されている。
小児での小規模臨床研究では薬剤単独に比べて改善が早く、成人での研究ではビタミンE併用により薬剤の投与量を減らすことができた。
・・ビタミンCとの併用で炎症性の日焼けに対して、有効性が示唆されている。
・セレンとの併用でグルコース6リン酸脱水素酵素欠損患者の溶血をコントロールするのに対して、有効性が示唆されている。